それは、いつもと変わらない午前中のことでした。 敬心リハビリデイサービスセンターの目の前で、歩道を歩いていたご高齢の方が、突然、糸が切れたように倒れ込まれたのです。
【静寂の中の、言いようのない不安】
偶然通りかかったタクシードライバーの方が、何とかしようと駆け寄ります。しかし、あまりにも突然の出来事。どう動くべきか、何をすべきか……現場には言葉にならない戸惑いと、重苦しい緊張が漂っていました。
そこへ、建物の中から異変に気づいた2名の職員が飛び出しました。
「大丈夫です、私たちが代わります!」
【一秒を惜しみ、命へ走る】
その瞬間、停滞していた空気は一変しました。 一人はすぐさま容態を確認し、胸骨圧迫を開始。 もう一人は隣のコンビニエンスストアへと全力で走り、設置されていたAEDを確保しました。
すると、その私たちの姿に呼応するように、街の「善意」が動き出したのです。 「私は医療従事者です!」「私は介護の仕事をしています、手伝います!」
次々と名乗りを上げ、手を貸してくださる専門職の方々。 職員が持ち帰ったAEDと、居合わせたプロフェッショナルたちの連携。その場にいた全員の「命を救いたい」という熱意が一つに重なり、瞬時に最高の救命チームが結成されました。
そこには、職種も立場も超えた「命を救いたい」という純粋な連鎖がありました。
【地域という「チーム」の力】
おかげさまで、速やかな救急救命処置を行うことができました。 専門職の方々の存在は、私たち職員にとっても、言葉にできないほど心強い支えとなりました。この場を借りて、共に戦ってくださった皆さまに心より感謝申し上げます。本当に、ありがとうございました。
このたび、この迅速な救命活動に対し、大和市消防長より弊施設の職員2名へ「感謝状」をいただくこととなりました。
【私たちが、この街で働く理由】
私たちは、南林間の小さなデイサービスです。 けれど、今回の出来事を通じて確信したことがあります。それは、この街には「お互いを助け合える温かな絆」が確かにあるということです。
私たちはこれからも、単なる介護施設ではありません。 地域の方々と手を取り合い、誰もが安心して暮らせる街をつくる「守り手」の一員として、日々精進してまいります。
大和市の皆さま、これからも共に歩んでいきましょう。
敬心リハビリデイサービスセンター 職員一同

